懐かしき同人誌。 

 4×4MAGAZINEを発行する(株)フォーバイフォーマガジン社に入る前、いや、入ってからも漫画関係の同人誌活動をしていたことは、11年続けている当欄で触れた記憶がない。
 にも関わらず、自虐的に「秘宝館」と謳った拙宅保管品売却の記事を見て、
「古い同人誌って、まだ残ってますか?」
 との問い合わせがあり、某日朝イチから貸し切り来館予約が入った。念のため、
「福沢さんを多数同伴しないと大変なことになりますよ」
 と、付け加えておいたのだが、これを捕らぬ狸の皮算用と言うらしい。

 あの時代、ワープロでさえ高嶺の花で、漫画もイラストも文字記事も、みーんな手書き。字の上手いメンバーは「人間写植機」と呼ばれ重宝がられた。カラーどころかオフセット印刷でさえ贅沢で、発行部数も少ない。コミケの会場は晴海だった。
 ここからプロとしてメジャーデビューした漫画家さんも多く、一部の方にとっては、触れられたくない過去もあるだろう。

懐かしき同人誌。20170924-01
▲かなり処分したはずだが、まだまだ残っていた。写真は、その一部。この時代の同人誌には規制がなかったので、あっち系は当欄でお見せ・・・以下省略。♪あの頃き~みは~、莫迦だぁった~♪



 振り返ってみれば、あの同人誌活動が、後に編集記者となる素地を作っていたと思う。ロットリングや烏口の使い方を覚えたし、スクリーントーンは高価だった。何より、読ませる記事のコツも学んだ。
 二人称に「お宅」を使っていても、「オタク(あるいはヲタク)」という言葉も概念もなかった時代。
 余談ながら、日本初の痛車は、おそらく友人が乗っていた日産・チェリー(笑ってはいけません)ではなかろうか。ボンネットに大きく錯乱坊(チェリー)がペンキで描かれていたのだから。今どきのカッティングシートといった小賢しさではなく、下取りすら考えず本気でウケを狙っていた点に、驚くというか呆れるというか・・・。

 自分の子供が同じ世代になって、つくづく思う。あの頃、親は泣いていたろうな。

父の一周忌。 

 早いもので、一昨日は父の一周忌。親不孝者の愚息は、特に法要等も考えておらず、いつもより多めの花と供物で墓参を予定していた。

 しかし当日の朝、しっかり睡眠を取り目覚めが良かったにも関わらず、何だかだるく片道100kmを走って行く気になれない。どーしたんだろ? 鬱周期は抜けているはずなのに。
 そう言えば、プレオのエアコンスイッチを入れると時々ベルトが鳴いてたっけ。コンプレッサー駆動プーリーの負荷でベルトテンションが変わり、鳴き始めるパターンか。
 どこかに鳴き止めスプレーがあったはずと、混沌でも雑然でも表現不足の荒れた屋内をあちこち探すも見つけられず。蒸し暑く、余計にだるくなって、とうとう気力が失せてしまった。

 あ"~、だりーしめんどくせー。きっとこれは「行くな」という「お知らせ」に違いない。自分の怠慢さを棚に上げ、棚から父の遺影を下ろし位牌と並べ線香を立て、ビール味の安酒をパシュッと開けて「父」に献杯。これでもう車での外出は不可能。メモリーカードに記録されている元気だった頃の父の姿を見ながら、その時交わした会話を思い出す。こげな一周忌があってん良いかろ?

父の一周忌。20170812-01
▲息子が生まれた時から、将来親子3代で酒を酌み交わすのが父の夢だった。難病末期で余命わずかとなった一昨年、息子は二十歳の誕生日に駆けつけてくれた。あの時の味は忘れられない。


 そして旗日開けの今日、プレオに乗って、いつもお世話になっている整備工場へ。
「すみませーん、鳴き止めスプレーありますか?」
 と、ボンネットを開ける。そして覗き込んだ若社長がひとこと。
「うん、スプレーはあるけど、ベルトがないよ」
 えっ? 今、何と仰いました??
 覗いてみると、何とまぁ、ベルトはズタズタ状態で、たこ糸程度に残った部分が、かろうじて絡んでいるだけ。先月点検した際は何ともなかったはずだが、まさか見落としたのか?
 ちなみにこのベルトは、オルタネーター駆動がメイン。この状態なら、恐らく発電していない。あっぶねぇなー。このまま乗ってたら、バッテリーがカラになった時点で終わりだったじゃん。
「はい、この車、もう乗っちゃダメ。部品屋さんが動き始める盆明けまで預かるから」
 と、若社長。はい。乗れと言われても乗りません。

 一昨日、体調を整えていたはずなのに墓参りへ行く気になれなかったのは、冥土の父が「わざわざ墓に来んで良か。ハルオの汚い部屋で一緒に飲もう」と誘ったからではあるまいか。今はそう思いたい。怠惰な日々が招いた偶然だとしても。

草刈り。 

 やれる時に、やれる事をやる。
 という訳で、一昨日と昨日は天気の様子を覗いながら、依頼のあった2箇所の草刈り。一昨日は、街の中心にほど近く商店や医院が並ぶ街道沿いの一角で、推定約50坪。昨日は住宅街の一角で、同約25坪。いずれも平地だが、地べたがズリなのでを傷める石に用心しながら勘を取り戻すには手頃な仕事。
 この状態で、新品の(チップソー)を使うのは勿体ないとケチ心が判断し、まだ使えるけど研いだ方が良い「研ぎ待ち」(気力が萎えて以降、研ぐ気も起きず溜まっていた)のを3枚用意。機材は、手元にある刈払機の中でも操作性と燃費に優れたゼノアBC2711-U桿仕様。
 躰に無理がないよう、自分のペースでこまめに休憩をとりながら、無事に作業完了。気温は30℃前後でそれほど高くなかったが、湿度が高くて着衣は汗びっしょり。それでも短時間で済ませられたのは、何となく勘が戻って来たからか。 使ったも1枚だけだったし。

草刈り。20170705-01
▲1軒目、作業後のカット。作業前は撮り忘れてしまった。最後はヒモ(ナイロンコード)で際を刈り仕上げとなる。歴史があり古くからの町らしい間口に対して奥行きがある地所。

草刈り。20170705-02
▲2軒目、下見時のカット。雑草や自生の桑がかなり伸びている。どこからどのように刈って行くのが効率的かを検討。

草刈り。20170705-03
▲2軒目、作業完了後のカット。自分としては不満な点もあるが、疲れて緊張感が緩んでしまったし、施主さんがOKならそれで良かんべ?

草刈り。20170705-04
▲2軒目、休憩中。音に気を遣う場所では、作業時間帯が限られるため暑さで疲れが増す。刈った草がきちんと並んでいるか、その状態を見て勘の戻り具合を確認。


 たかが草刈りと言うなかれ。仕事としてやるからには資格が要るし、せっかく身に付けた技能なんだから維持して行かないと。加齢劣化は仕方ないけど・・・。

ゆっくりリハビリ。 

 商品としての作りが一段落し、今は、搬入したものの加工(玉切りと割り)が追いつかず放置状態でボケて(傷んで)しまった原木の処理をのんびり進めている。質は落ちるが、ボケた原木でもになるし、自宅用はこれで充分。中には、意図的に傷んだを焚く方もおられるので、無駄にはならない。

ゆっくりリハビリ。20170629-01
▲ボケた(傷んだ)原木からの作り。樹種によってボケ方が異なる。


 両親のことや双極性障害大爆発、そして膵炎で入院などブランクのあった私にとって、チェーンソーによる原木解体や薪割り機の扱い、を振っての薪割りなどは、勘を取り戻すための良いリハビリになっているようだ。
 今の課題は、やれる時にやれる事をやる、というもの。やれる事をやっているうちに、やれる事が少しずつ広がり、やれなくなっていた事もやれるようになって来ている・・・と思う。

晴れ間。 

 今の体調を天気予報風に表現するなら、「曇り時々雨、所によって陽が差す時間もあるでしょう」となろうか。
 その少ない晴れ間に、やれることをやっている。草刈りとか玉切りとか薪割りとか。最近は動ける時間が増えたし、食欲も出て来たから、どうやら最悪期は抜け出せたらしい。となれば、不意な急落と躁への急上昇に要注意。

晴れ間。20170620-01
▲一見素直そうに見える丸太でも、中にこんな「隠れ節」があることも。この玉の場合、画像右側から刃を入れて割るのが正解。


 まだまだ不満ながらも、躰が動き作業時間が増えたのは良い傾向で、節約を兼ねた自炊も増えている。ただし、作文力や創作意欲は萎えたまま。頭蓋骨の中身はスカスカで、脳味噌は縮み皺が見当たらなかったりして・・・。

老けました。 

 今更ながら先月8日は誕生日でした。メイルやSNS等で多くの方から祝福メッセージを戴き、誠にありがとうございます。
 53歳になりましたが、気力と体力が落ちている現状では、実年齢よりずっと老けたように感じています。特にこの2年で。見えてたものが見えなくなり、出来てたことが出来なくなるという現実は、容赦してくれません。とほほ。
 誕生日で心機一転を図ったものの、上手く出来ずに失敗。鬱から抜け出したい、しかし、躁に転じると危険なので避けたい、という相反する問題に悩む日々ですが、ここ数日は「悩んでいても仕方ない。短時間でも良いからやれることをやろう!」と、少し前向きな気を持てる時もあり、草刈りや薪作りで体を動かしています。
 ちなみに今日は、元径60cmクラスの原木を玉詰め処理しました。回し切りの勘が明らかに鈍っていましたが、まぁ上出来でしょう。断面の状態より、動けるかどうかが重要なんですよ。今は。

老けました。20170609-01
▲伐り旬を逃し、暖かくなってから伐られた樹木は、水分が多く、重いんです。ギックリ腰に要注意。

思考力低迷状態。 

 断酒効果で体調回復傾向だったにも関わらず、4月9日、なぜか突然鬱の底に急落。以来、休養を心がけ、とにかく顧客対応だけはきちんと出来るよう留意していました。
 薪を買い求めに来られるお客さんの笑顔から元気をもらい、お陰様でようやく徐々に体調が回復し始めた感覚です。無理のない範囲で屋外作業も再開しました。
 でもまだ感性は鈍り思考力も行動力も落ちたまま。メイルへの返信に2時間以上も要し、短い駄文作成に日数がかかるようでは・・・う~ん。作業で躰を動かせば、血の巡りが良くなって頭も回るようになるかな?

思考力低迷状態。20170505-01
▲障害木伐採の打診を受け、現地を下見。見事なまでに美しい新緑だが、樹木がたっぷり水を吸い上げている証でもある。旬伐りよりも重く、搬出には苦労しそう。