懐古週間。 

 歳を重ねて弱った老人を元気づけるには、青春期の話題に振ると効果がある。今の私は、自分に対して無意識にこれを施しているのかも知れない。

 「秘宝館」来訪者と一緒に、あっちをガサガサ、こっちをゴソゴソしていた時、存在すら忘れていた懐かしいアイテムが発掘された。
 それが、これ。CCV創刊時に作られた電車中吊りポスター! 

懐古週間。20170925-01
▲誰が作ったか知らないが、ベース画となるCJ3Aは、実は逆版。これでも校正担当編集者が「硬派」に読点(。)を加えてタイトルを引き締め、同時に右広がりにして何とかレイアウトバランスを整えている。元自宅の仕事部屋「ワークコクピット」に貼っていたもので、記憶を辿ると、引っ越す際に丸めて他のポスター類と一緒にしまっていたようだ。この際だからと、柄にもなく枠に収めて記念撮影。



 このポスターにも、書き始めたらキリがないほどエピソードがあり、石川さんも私も、いつ、どの路線で、何日間掲載されたのか知らなかったし、何枚刷られたのかも知らなかった。
 そして、なぜ私の手元に1枚だけ残っているのか・・・。

 来週の「会見」までに、どれだけ思い出せるかな??

誤解なきよう。 

 10月1日に開催する「読者会見・秘蔵品販売会」に関しては、既に4名の申し込みがあり、10数件の問い合わせがあった。
 イベント内容が曖昧で、ややこしい申し込み方法にも関わらずmailを送って下さった皆さん、ありがとうございます。①~⑭の各項目を読みながら、厳しくも愉しく過ごした現役時代を思い出しました。そうそう、CCV誌の愛読者って、このノリなんだよねぇ~。

誤解なきよう。20170909-01
▲ステッカー各種。左上は冨安大輔氏ハンドメイドの力作。絶妙な絵の具の配分により、同じものは2枚とない。下はDM用封筒と、当時ジャカルタに赴任していた二階堂裕氏が現地で作って下さった刺繍ワッペン。


 在庫アイテムの問い合わせは多く、それに合わせてあっちの引き出しをガサガサ、こっちの段ボールをゴソゴソ。そうしていると、記憶以上に在庫があったり忘れていたブツが出て来たりで、思わず懐かしくなる。中には、「何でこんなモンがあるんだ?」というモノも。
 手放したくないアイテムもあるが、不動産化しつつあるJ3改を公道復帰させるための資金になるなら、欲しい方に譲るのが良策だろう。

誤解なきよう。20170909-02
4×4 MAGAZINEオリジナルZIPPO。MB/GPWの他に、MA、BRC40、M38、M151等もあった。読者時代(何歳だ?)に実用として1個、入社してから保存用に1個購入した記憶がある。


 また、9月5日の記事中に用いた「暴露」という表現が不適切だったようで、警戒している方々もおられると耳にした。
 確かにこの用語は良くないし、誤解を招いているので、当日話す予定の内容を少し説明しておきたい。
 石川さんが他界した今、CCV誌発案から創刊へ至るまでの詳細な経緯を知るのは私だけになってしまった。本来なら何かしら書き記しておくのが良いのだろうが、今の私には余力がないし、お迎えが近くまで来ているようにも思えるので、誰かに語る形でバックアップを取り、継いで欲しい。一時は発行を諦めかけるほど、本当に難産だったのだ。
 創刊後も苦労続きだったが、書き作る愉しさの方が勝っていた。別冊を含む紙媒体は私が、映像関連は同じく4×4 MAGAZINEを辞めた鈴木修二氏が担当し、その2つを総括していた石川さんは、とりわけ苦労が大きかったと思う。
 苦労話を語るなんて、矜恃を疑われそうだが、決して順風満帆ではなく、アクシデントと幸運が混在しながら創刊し、続けられたことは、誰かに知っておいてもらいたい。
 CCV誌に関しては、そうした内輪話がメインになる。誌面を舞台に例えるなら、舞台を作るまでの過程や舞台裏のお仕事といったところか。

誤解なきよう。20170909-03
CCVビデオ「四駆アクション」(左)と、その前身となる4×4 MAGAZINEビデオ「マッド・アクション」(右)。企画、脚本、撮影、編集といった制作スタッフは同じメンバーで、どちらもVHS版のみ。年月を経た今、観て笑える…か?


 4×4 MAGAZINEに関しても同様だが、暴露的な話題はいずれも30年ほど前の出来事で、もう時効だろう。人殺しだって、刑期を終え娑婆に出ている。
 H田さんとKさんコンビによる著作権侵害事件、F島編集長による著作権侵害事件は、相手方の寛大な対応により表に出なかったが、場合によっては社の存続を揺るがしかねない案件で、これに関しては相手方本人と、交渉にあたった複数のスタッフしか知らない。
 クライアントから借り受けた取材車輌の自損全損事件は私が当事者で、ギョーカイ中に噂が広まったらしい。
 これらの裏話も、ユーモアを交えながら聞き手に心地良く語るつもりでいる。ギョーカイ内で誰と誰がどういう経緯で喧嘩していたとか、もはや笑い話でしかない。
 参加者からの質問をさらりと受け流したら、それは口外厳禁事項で、墓場まで持って行く内容だと察して戴きたい。

誤解なきよう。20170909-04
▲中綴じ時代の4×4 MAGAZINE。今の住まいに越した際、タブっているバックナンバーは全て希望者に配布したはずだが、まだ残っていた。


 戴いた問い合わせの中に、「なぜ2,000円の参加費が必要なのか?」という内容が多かったが、それに対しては以下のように答えている。
「会場は借地で、駐車場の手配やイベント準備にもコストが掛かっています」「あなたは無料でJJに参加していたんですか?」「タダほど高い物はありませんよ」「参加費が安いと思ってもらえるような内容を考えています」

 可能な限り、参加者の興味を引き、楽しめて懐かしめて満足してもらえるよう心がけるつもりだが、1人で出来る事には限界があり、その範囲内でしかない事は予めご承知戴きたい。
 9月11からの「秘宝館」閲覧・販売で、イベント当日用のアイテムが売り切れてしまったらどうしよう。(←杞憂だよ)

読者会見・秘蔵品販売会 開催決定。 

 昨日当欄に掲載したイベント案を丸1日検討して開催決定。ま、定員一杯になれば嬉しいし、誰も来なかったら普段通り焚き火屋か森臨隊の作業をしていれば良いだけのこと。失敗しても損はない。
 基本的には参加者からの質問に答える形とするが、質問がなければ主催者が話題を振り、毒舌暴露トークが炸裂するかも知れない。例えば、柴田さん(現作家)激怒事件、F島編集長某誌丸パクリ事件、取材車輌全損事故事件、四駆マニュアル制作裏事情、4×4ガイドブック編集vs広告営業内部抗争、CCV発案&準備会議、CCV創刊珍事、山火事寸前事件、4×4 MAGAZINE編集部組織図と力関係、シンプルなCCV編集体制、あの記事の取材場所、酷評した理由、真綿の石川&カミソリ菰田、ユーモアに満ちた編集室、○○さんの手書き原稿は判読不能、ギョーカイ内の対立関係などなど。誰か止めてぇーっ!

思いつきの催し。20170903-01

CCV & 4×4 MAGAZINE 読者会見・秘蔵品販売会◆
・主催--焚き火屋・菰田晴雄(古物商免許 埼玉県公安委員会第431140035982号)
・日時--皇紀2677年(平成29年・西暦2017年)10月1日(日)、0930時~
・場所--埼玉県比企郡小川町内 焚き火屋第3置き場
・参加費--2,000円/人(日本円・JPY現金のみ 外国通貨不可)
        (古着や車輌を含む焚き火屋商材あるいは拙宅「秘宝館」アイテム
        10,000円以上お買い上げの場合は返金1,000円、
        20,000円以上で全額返金
         ※注:18歳未満閲覧禁止品あり)
・定員--30名(予定・先着順)
・参加資格--CCV vol.1~40、 4×4 MAGAZINE 8410~9005、
          各別冊のいずれかを読んだ方
・必須品--参加資格を証明する現品もしくはキーワード、
         質問予定の方は当該号
・申込方法--下記①~⑭をご記入の上、(イ)~(ロ)のいずれかにて
① 読者歴
② 参加を希望する切実な理由
③ 住所(含む〒番号 無宿者応募不可)
④ 氏名(偽名・芸名・通名・源氏名不可)+年齢(特に若い女性)+性別
⑤ 電話番号+mailアドレス
⑥ 職業(省略可)
⑦ 趣味(含む恥ずかしい趣味)
⑧ 愛読されている雑誌・webサイト(世間体の悪いものは省略可)
⑨ 過去あるいは現在の愛車名と愛車歴
⑩ 参加資格該当号で最も興味を持たれた記事
⑪ 参加資格該当号であまり面白くなかった記事
⑫ 今後当欄に書いて欲しい記事やネタ、ジャンル等
⑬ 当欄の閲覧頻度(例:週2、月イチ)
⑭ その他、ご意見、ご批判、ご自慢、雑談・・・。
   ここに寄せられたご意見等は当欄に掲載あるいはネタとなることがあります。
※⑦~⑭は複数回答可、②は重要
(イ)E-mail:takibiya@gmail.com
(ロ) 郵送:〒355-0316 埼玉県比企郡小川町角山197-5 焚き火屋
(ハ) Fax.:0493-72-8188
・申込締切--皇紀2677年(平成29年・西暦2017年)9月20日(日)
・禁止事項--政治活動、布教活動、ビラ配布、スカウト行為、
   公序良俗に反する行為、盗撮、野合、過度な飲酒、
   その他主催者が場に相応しくないと判断した行為。
   ※違反した方は即ご退場願います。
・注意事項--
①会場にはトイレがありません。
  見られたくない方は最寄りのGSかコンビニをご利用下さい。
  見せたい方はご自由に(女性限定)。
②喫煙者は、携帯灰皿を持参して下さい。嫌煙家は、適当に避難して下さい。
③インタビューの回答や暴露話は、原則オフレコでお願いします。
④会場および駐車場内では、ルールとマナーを厳守して下さい。
  守れない方は即ご退場願います。
・追記--
① 取材(有料)を希望される方・団体は、事前に申請して下さい。
  ただし媒体内容を検討し不許可とする場合があります。
② 前日と当日、現地で野営泊可能です。トイレはありません。
③ 水道はありませんが、美味しい湧き水や井戸水を案内します。
④ 各自椅子か筵、ブルーシート等をご持参下さい。
⑤ 飲料、食料、調理機材は各自でご用意下さい。
  薪(有料)は豊富にあります。
  差し入れ大歓迎です。
⑥ 酌婦、ホステス、コンパニオンはおりません。
  必要な方はご自身でご手配願います。
⑦ 「お宝」の購入希望者が複数の場合は、競りかジャンケンで決めます。
⑧ 録音、録画は原則禁止としますが、
  事情によっては許可しますのでお問い合わせ下さい。
⑨ブース出店(有料)を希望される方は、事前にお問い合わせ下さい。
※私をサポートしてくれるスタッフ2~3名も同時募集します。
  手間賃は時給900円相当の現物支給ですが、ナイショの特典があります。

読者会見開催決定。20170904-01


 このようなイベントは前例がないので、どう展開するかはまったく不明。予定している裏話は、恐らくここだけでしか聞けない内容で、今回だけになるかも知れない。廃盤となっているCCVビデオ各種、ステッカー、謎の複製本、ランクル40系やジープ50系等四駆のカタログ、ジープ関連外国書籍など好事家の「お宝」多数、競り必至。

 とにかく懐かしい話題で盛り上がりましょう! 申込方法①~⑭を見て「あれっ?」っと感じた方は参加資格があります。出来れば質問責めにして下さいハァハァ。(←この莫迦チンが!)
 なお、イベントに先立ち9月11日(月)から、拙宅「秘宝館」にて所蔵品閲覧・販売を開始します。興味のある方は、090-2562-1374(「ジゴロに意味なし」と覚えて下さい) にお電話の上、来訪日時をご予約下さい。

思いつきの催し。 

 躁か鬱かはさておき、何か現状を変えることないものかと、足りない脳味噌で考えてみた。

 で、思いついたのが「CCV & 4×4 MAGAZINE 読者会見」(仮題)なる催し。
 CCV誌創刊前の発案時から約11年、4×4 MAGAZINEの一時期約5年半、制作に携わった当人が、対象刊行物愛読者から直接質問に答える質疑応答イベントで、誌面には出て来なかった当時の秘話も、質問があればストレートに、いや、時にはカーブやシンカー、フォークに魔球も混ぜつつ答える毒舌会見
 調子に乗って、答えなくても良い内容まで暴露してしまうかも知れないが、果たして興味を持つ方がおられるのか。開催出来たとしても、いろんな意味で大丈夫なのか。
 そろそろ伐採期に入るので、やるとしたら「なるはや」。場所は焚き火屋の置き場、読者限定、定員制か? 参加者の多数に満足してもらえるには、内容をどうしたら良いか・・・。帽子掛けが1つしかないと、こういう時も困ってしまう。

思いつきの催し。20170903-01

 過去、思いつきで行動し良いことがあった一方悪いことも沢山あっただけに、他人を巻き込む同じ過ちを繰り返さないよう慎重になってるのも事実。今度やらかしたらシャレにならん。
 当欄読者の皆しゃん、どげんやろ?

恢復度チェック。 

 昨日は、故・石川雄一さんの追悼を兼ねた「橋の下忘年会」に参加。助手席に陣を乗せ軽トラで会場まで行けたこと、アル中なのに美味そうな酒と肴が並ぶ場で致酔性飲料を1滴も口にしなかったこと、この2項目で自分自身の恢復具合を確認出来た。まだまだ駄目だと思う一方、やっとここまで戻れたという実感も。
 集まったのは、4×4MAGAZINEからCCVに移ったイシカワイズムに毒され(失礼!)愛読していたコアな面々。怪しげな風体が屯し、広くて深い会話を交わす。誘惑(何の?)に負けた場合を考慮して簡易宿泊用具も積んでいたが、酔えばこの会話から脱落してしまう。それはあまりにも勿体ない。

 初対面の方もいれば、懐かしい顔もある。重度の鬱とアル中でCCVを辞去したのは16年前で、私自身が「過去の人」なのだと認識している。
 にも関わらず、20年前の記事を何度も読み返しているとか、25年前の記事は宝物です、なんて言われると、お世辞であっても筆者冥利に尽きる。
「今でも鋭い切り口で四駆の記事を書けますか?」と問われた時には答えに窮し、
「今は書きたくなるような車がありません」と返したが、少し時代を遡ればネタは山ほどある。

CCV忘年会20161229-01B
▲美味しそうな酒と、風情溢れる燗銅壺。さぞ美味かろう。なお、公序良俗に反する・・・もとい、肖像権が派生しそうな部位は隠してあります。ベタ塗りの裏に「赤貝」や「鮑」が隠れているなら別ですが・・・。


 発病以来、最大級の躁と、反動による最大級の鬱に見舞われた私は、自分の立ち位置を見失いリセットを模索中だが、ジャンルが広く、どの分野をどの時点に戻すべきかを迷っている。
 同時に、倅がいっぱしの社会人となり娘の進路が決まった状況で、老い行くだけの父親がリセッして良いのかも迷っている。生き物として遺伝子の引き継ぎ役は、もう終わったのだ。

 あれこれ悩みながら、来客が増えた「焚き火屋」や「森臨隊」の営みを中心とした今後を模索中。しかし、仮に今さら私がどこかに記事を書いたとして、それを購読する方がおられるのだろうか? そう考えながら、今日もチェーンソーを手にしている。

産婆五台目着任。 

 現車確認お見合いから約半年、濃密過多なドタバタを乗り越え、ようやく昭和62年式スバルサンバー4WD営農仕様(KT2型)が中古新規車検を経て公道復帰、Midwife 5号として着任した。
 550ccで歴代Midwife最高齢(29歳)ながら、実走行はたった2.2万km。車輌の特性からすると、ようやく「慣らし」が終わったあたり。

産婆五台目着任。20160513-01
▲田舎暮らしでは、何の不足も感じられない29年落ちの550cc営農サンバー。ボタンシフトのトランスファーには待ち機構があり、トランスミッションにエクストラLowを備える、スバルらしい贅沢駆動系。フロントメンバーまでのフルフレーム構造は、富士重工製最終型まで受け継がれた。


 この時代の実用軽自動車ならではの特徴が散見され、運転しても実に楽しく、ついつい試乗記を書きたくなってしまう。CCVなら、本分6ページ、細部詳解6ページ、巻頭カラー1ページ相当だろうか。
 さしあたっての問題は、錆びて劣化した荷台のエンジンカバーと給油口リッド。どこかに部品がないかな??

巨星墜つ。 

 本日、石川雄一氏の訃報が入った。

 一つの時代に幕が下ろされた感があり、受けたご恩を少しも返せなかった悔いが残る。

 石川さん、長きに亘り本当にありがとうございました。冥土でのお乗り物は、ジープですか? ラダですか? ローヴァーですか? ピンツガウアーですか? 軽トラですか? それとも自転車ですか? 昔の与太話から察するに、もう私書箱は準備されていますよね?
 
 ありきたりな言葉ですが、ご冥福をお祈り申し上げます。