焚き火屋の新アイテム 使用実験中。 

 薪ストーブユーザーで、ガラス窓に付着した汚れを落とすのに苦労している方も少なくないと思う。
 私の場合、以前住んでいた熊谷の家ではイギリスのストーブ屋さんから購入した専用のジェル状クリーナーやアンモニア水等で対応していたが、前者の場合効果は抜群でも肌に付着するとかぶれる恐れもあることからすぐに水で洗い落とさなければならなかったし、後者は刺激臭が強く換気しながら用いる必要があった。そして昨シーズン導入したMORSO 2110では、水を含ませた紙(トイレットペーパーやティシュー等)に灰を取り、それでこすり落としていた。
 他のユーザーはどのように対処しているのか、お客さんも含め色々聞いてみると、①灰を利用している人、②ホームセンターでも売られている外国製の薪ストーブ専用クリーナーを使っている人、③クレンザーのような研磨効果のある洗剤を使っている人、④油汚れ落としに強い市販の洗剤を利用している人、⑤アンモニア水で拭いている人など、実に様々。そして、それぞれに効果がある一方で、課題や問題点もある。
 ①の場合、コストを抑えられつつ効果も高いのが最大のメリット。ただしガラス面に付着した汚れがしつこい場合は、ちょっとした時間と労力が要る。薪ストーブを扱い慣れた方の間では、最も一般的な手法だろう。
 ②は効果的だが、取り扱いに注意しなければならないことが問題点となる。「目に入ったり肌に付着した時は、すぐにきれいな水で洗い流せ」と英文で注意書きがあることから、何か強力な化学薬品であることは想像がつく。「ガラスが熱いときには使用するな」とも記されていて、これは熱に触れて気化したものに多少なりとも有害な成分が含まれているからではなかろうか。
 ③と④は家庭用洗剤であり入手しやすく専用クリーナーより安上がり。しかし汚れ落としの効果は低く、スチールウールや金属タワシでゴシゴシやりながら、やっとの思いでガラスがきれいになる…という場合もある。
 ⑤もよく知られた効果的な手法だが、前述の通り強烈な刺激臭を伴うため、これを嫌う方も多い。

 私の場合、今シーズンも初めは灰でガラスの汚れを落としていたのだが、昨年12月から効果がありそうな新しいアイテムを試験的に使い続けている。もちろん商品化を視野に入れてのこと。単身世帯の私と異なり家族で薪ストーブ生活を楽しんでいる複数の知人にも試用を頼んでみた。
 ある知人宅では昨シーズンPICANの薪ストーブを導入したのだが、ガラス掃除に頭を悩ませていたという。ガラス掃除は主に奥方が担当しており、クレンザーを使ったり金属タワシでこすり落としたり…、その作業は忙しい主婦にとっては面倒なもので、
「もっと楽に掃除出来ないかしら?」
 と考えていたのだが、この液体新アイテム実際に使ってみると、これまでの苦労は何だったのかと思えるほど手軽できれいに汚れが落ちる。汚れと一緒に目から鱗も落ちたのだとか。
「これはスゴイ!」
 こうした意見も参考に、薪ストーブ歴が長くヘビーユーザーである私も日常的に実用テストしながら、性能やコストなど商品化可能かどうかを検討し始めた。

焚き火屋の新アイテム 使用実験中。20110129-01
▲使用実験のサンプルは、100円ショップの化粧品コーナーで売られていた小型のスプレー容器(日本製)に入れて毎日使用している。


 これまで約2ヵ月、毎回焚き始める前のガラス掃除に使用しているが、効果は絶大。そして、これまで使用してみたどのクリーナーとも落ち方が異なり、ガラス掃除の労力は一気に軽減された。
 使い方も簡単で、汚れの付着した部分を中心としてガラスに吹き付け、5分以上そのまま放置してから拭き取るだけ。拭いただけで落としきれない部分には、再度ちょびっと吹き付け、使い古した歯ブラシか靴洗い用などの小さなタワシで軽くこすればOK。
 なおこの液体は、化学的な薬品ではない。そのため特長として、汚れ落とし効果だけでなく安全性も備えた点にある。肌に付着しても洗い流す必要はないと説明されたので、試しに自分の体の数カ所に塗布して2日ほど経過観察したが、赤く腫れたりかぶれたりといった異常は一切確認されなかった。ガラスが熱を帯びた状態で使用しても大丈夫で、短時間で気化しても、クリーナーや洗剤特有の異臭は発生しない。

 個人的には、どうしてこの液体でしつこいガラスの汚れが落ちるのか、その理由を解明したいところなのだが、それが分からず、とにかく不思議な液体としか説明出来ない。しかし、効果的かつ安全で、手頃な価格で販売出来そうなことから、「焚き火屋の不思議水(ふしぎみず)」と名付け、オリジナル商品としての準備を進めている。不思議に感じているそのままのネーミングだが、他に良案を思いつかなかったんだよね。
 「何だかアヤシイなぁ」と感じる方もおられようが、私はこれまでも自分で使ってみて納得したモノしか扱わない姿勢を通して来たし、ライター時代にもスポンサーにおもねることなく本当のことを書いて来たので、この点に理解のある方には、「焚き火屋の不思議水」も信用して頂けるだろう。
 現在、商品化に向けた準備は最終段階に入っている。今シーズン中には、ガラス掃除で苦労している方にも「焚き火屋の不思議水」の効果を実感して頂けるのではないだろうか。

焚き火屋の新アイテム 使用実験中。20110129-02
▲デジカメ内蔵ストロボを使用した手抜き撮影なので、分かりづらい画像かもしれないが…。意地の悪い私は、わざと汚れが付着しやすい状態で焚き続けてから「焚き火屋の不思議水」の使用実験を開始。

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▲「焚き火屋の不思議水」を吹きかけ5分ほど放置し、乾き始めた部分には更に吹きかけから3分ほど放置。汚れのしつこそうな部分は使い古した歯ブラシで軽くこすり落とし、トイレットペーパーで拭き取れば、ご覧の通り。当初、にわかには信じられなかった。

不吉な予感。 

 下駄の鼻緒や靴の紐が切れるのは、不吉の兆しとされている。

 10日ほど日前、珍しく早朝からやる気が湧き、必要となりそうな道具も積んで「ひとり親方」の現場へ向かった。現場の状況と作業手順を決めチェーンオイルと燃料を補充。
「さぁ、これからっ!」
 気合とともにチェンーソーに火を入れようとしたその瞬間、
「ブチッ」
 リコイルスターターのロープが切れた。イヤ~な予感がする。
 現場修理も可能そうだが、念のため工具類の揃った自宅に戻って分解修理。破断でささくれたスターターロープをライターで炙りながら束ねてグリップにねじ込み、ひとまず処置完了。時間的なロスはあったものの、予定していた作業の半分以上はこなせた。

 その晩。就寝時に室内の明かりを消そうとしたところ、
「プチッ」
 蛍光灯のヒモが切れた。イヤ~な予感がする。
 翌朝、蛍光灯を外してバラして修理に着手。ちなみにこの蛍光灯は、私が住む前からこの家に備わっていたもので、30数年前に主流だったようなタイプ。スイッチ部分も日本製品らしい構造で、コンパクトに設計されていながらヒモを交換するためには順序立てて各部を分解して行かなければならない。かつてこの家で暮らしていた方は器用だったらしく、このヒモを数回修理した痕跡もあった。
 ヒモの切れた部位を切除してからスイッチに結び直し、動作確認で修理完了、のはずだったのだが…。
 当日夕刻、作業から早めに帰宅し蛍光灯のヒモを引いたところ、
「プチッ」
 再び切れた。イヤ~な予感がする。
 こういう問題は早く解決したいので、その場で蛍光灯を外してバラして修理開始。前夜の破断は度重なる摺動摩擦のよるものと判断し部分的な修理を施したが、どうやらヒモそのものが経年劣化していたらしい。
 スイッチとの接続部分をヒモより強度がある部材に変更。見た目は悪いが機能としては問題ないし、耐久性も高まった。

 何か不吉なことが起きるのではないかと警戒していたが、その後これといったトラブルもなく、先日開催した薪狩りミーティングも無事終了。短い作業時間中に何回かバーを挟まれてしまい、結局バーを1本ダメにしてしまったが、これは不吉な出来事というより単なる注意力不足だな。

不吉な予感。20110126-01
▲リコイルスターターロープは、グリップの部分で破断していた。グリップ内に残されたロープを取り除き、本体側に残ったロープの破断部分を炙って束ね、グリップ内に押し込んで修理完了。要した時間は10分ほど。

今シーズンもやるぞ、薪狩りミーティング。 

 まだ朝の倦怠感や夕方の疲労感があるものの、それなりに動き回れる程度まで体調は回復している。
 よしっ、リクエストの多い薪狩りミーティングを今シーズンもやることにしよう! 「平成22年度 第1回 薪狩りミーティング」の概要は下記の通り。

・日時--平成23年1月22日(土) 悪天候の場合は日程変更
・場所--埼玉県比企郡小川町内某所
・参加費用--3,000円/1人
・参加枠--15名
・申し込み方法-焚き火屋へFax(0493-72-8188)、電話(0493-72-8188/090-2562-1374)、メイル(takibiya@gmail.com)にて。当ウェブログのコメント欄からも受け付け可。
・申し込み締切-~平成23年1月20日15:00(ただし定員に達し次第締め切り)
・主催-焚き火屋(埼玉県比企郡小川町角山197-5 0493-72-8188/090-2562-1374)
・参加資格-以下①~③のいずれかに該当する方。①過去から当日までに焚き火屋もしくは私個人と3,000円以上の商取引があった方。②CCV誌創刊号~最終号のいずれか1冊でも購入したことのある方。③4×4マガジン誌創刊号~1990年5月号のいずれか1冊でも購入したことのある方。

 今回の会場は里山の麓。小型車クラスの4WDなら現場まで乗り入れられるので、急斜面に倒し込まれた大木数本を人海戦術で下ろし運び出した昨シーズンの薪狩りミーティングほど過酷ではない。本日までにコナラ7本、ヤマザクラ7本、シデ1本が伐倒済みだが、枝処理を終えていないので、山に残して行くソダを片付ける班と薪材となる原木搬出班に分かれての作業となる。
 今回運び出した丸太は、参加者全員での「山分け」を予定している。昨シーズンのように全員が協力し合えば作業も進捗し、1人あたり300kg以上持ち帰って頂くことも可能となろう。
 告知期間が短いけど、何人集まるかな?

今シーズンもやるぞ、薪狩りミーティング。20110116-01
▲1月16日1330時点で、現場はこんな状態。当日は丸太の牽き出しにジープも出動予定。

売りたし、R1-Z。 

 若い頃のように、気持ち良く峠道を走ってみたいという思いから入手し、野宿ライダー寺崎氏の手により復活したR1-Z。とても魅力的なバイクであるが、この1年、機会あるごとに乗るにつけ「自分はもう若くない」という事実を痛感させられた。
 かつてに比べ衰えた動体視力と鈍った反射神経では、この攻撃的なバイクの能力を充分に発揮させられず、自分にとっては危険だし、バイクにとっては可哀想なことだと思う。また、闘病に軸足を置きながら仕事をこなしている現在の生活状況からしても、趣味の乗り物を所有するのは相応しくない。
 そんな理由から、誰かに譲渡したいと考えている。車台番号が040で始まる通称3型で、おそらく92年式。走行距離は7,400kmと年式の割に少なく程度良好、整備に必要なサービスマニュアルもある。
 興味のある方は、お名前、ご連絡先、購入希望額を明記の上、当ウェブログのコメント欄から連絡されたし。

売りたし、R1-Z。20110110-01
▲R1-Zは、パラレルツイン2ストロークエンジンを積んだヤマハ・スポーツバイクの末裔。シンプルでありながらも随所に贅沢な造りが見られる点が魅力で、加速性、制動性、取り回しの良さなど、バイクに求められる基本要素を高い次元で融合させており、個人的には傑作機だと思う。

余力を残して薪作り。 

 1月2日に今年の仕事をスタートさせてから、車両や道具の手入れに専念する「休息日」を1日設けた以外は、切って積んで運んで割って、切って積んで運んで割って、の毎日。フルに働くと夕方になって食事に行ったり自宅で夕食を作る余力がないことにようやく気づき、5割前後の力で働くようにしている。
 携帯電話に内蔵された歩数計の数字を見ながら、
「今日はこれぽっちしか動いてねーよ」
 と感じるばかりだが、それでもそれなりに作業は捗っているのだから、生活リズムも体調も乱れっぱなしの今は、このペースで良いのかも知れない。
 でも…、気分的には何だか物足りないんだよね。

余力を残して薪作り。20110108-01
▲45cmバーに交換することすら面倒くさかったので、35cmバーのまま直径40~50cmの原木を玉切り。1個あたり60kgくらいあるので、数個積むだけで汗が出る。

平成23年の仕事始め。 

 電話で主治医に相談し、炭酸リチウム剤の服用量を5割減らすようになって今日で5日目。そのためかどうかは分からないが、少しずつ気力と思考力が戻って来ている。
 今年の正月は、一緒に過ごす相手もいないし、おせちもないし、年末に銀行へ行きそびれたため現金も乏しいし…。ないない尽くしのこういう時、家に1人でいても、酒飲んで酔って寝て、酒飲んで酔って寝て、を繰り返すばかりで、ろくな事にゃあなりゃーせん。せっかく働く気力が出て来たのだから、本日を仕事始めとした。またいつ鬱周期に見舞われるか予断を許さないので、動ける時にしっかり働いておかないと。
 岡山から譲り受けて以降、自分の使用環境に合わせて補強や改良を重ねている「薪割り2号機」は、今のところ絶好調。作業効率に優れた機材でもあり、予定していた1.5倍の作業をこなせた。油圧系のトラブルで1号機がドック入りしているだけに、コイツにはガッツリ働いてもらわなければ…。
 年が変わり、やっと薪屋さんらしい生活が始まった…かな?

平成23年の仕事始め。20110102-01
▲助手がいれば、作業効率は3倍くらいアップするのだが…。