各会員のスキルアップ。 

 このところ森や薪に関する記事ばかりでジープに関する内容がなくつまらない、という意見も頂戴しているが、繁忙期に入った今、ジープに乗っている時間的余裕がない。
 もう少し作業が進めば現場でジープの機能が求められるであろうから、それまで我慢して頂きたい。

 森臨隊では、各作業員のスキルアップを重視している。10月27日の作業では大径偏芯木1本と中径偏芯木2本を伐採。このうち後者は、チェーンソーによる伐木資格を取得したばかりの「レスキュー佐藤」と「ミート岡田」が1本ずつ担当。経験に勝る学習なし。
 伐採後には各班に分かれてソダのチップ化、枝処理、玉切りを同時に進め、予定した以上に作業が捗った。急拵えの「橋」も大いに役立ったから、苦労の甲斐があったというもの。

各会員のスキルアップ。20121030-01
各会員のスキルアップ。20121030-02
▲大径偏芯木の伐採は、私が担当。矢の打ち込みとツル残しで、偏芯方向から約40度右へ、狙った位置に倒し込めた。

各会員のスキルアップ。20121030-03
▲伐採初体験の「レスキュー佐藤」手元の感覚と梢の動きに注意するよう指示。

各会員のスキルアップ。20121030-04
▲チェーンソーも伐採も初体験の「ミート岡田」。萌芽更新の位置やアンカーとしての利用を考え、あえて高い位置で伐らせている。


 10月29日には「イール小林」が来たので、残された枝の処理と斜面にある原木の玉切りを行う。
 これまで我流で薪を集めていた彼に、ソダのチップ化を踏まえた枝処理と、斜面における安全な玉切りを教示。飲み込みが早くチェーンソーの扱いにも慣れているので、これまた予定していた以上に作業が進んだ。

各会員のスキルアップ。20121030-05
▲チェーンソーの扱いに慣れている「イール小林」は、斜面での玉切りに挑戦。まずは我流でやらせてみてから、改善点を指示して行く。飲み込みが早く向学心旺盛なので、当日の玉切りは殆ど彼が担当。


 しかし、問題はこれから。上へ進むにつれ偏芯方向とは異なる位置へ倒し込まなければならない大木が増えて来る。いよいよチルホールとジープ出番となるであろう。

応急措置の橋作り。 

 10月20日の森臨隊作業において、斜面とふもとを隔てた部分の角度が急なため、斜面で丸太を積み込んだ「キャタ車」を下ろすのが不可能であると判明。このままでは活動に支障が出るので、急遽、斜面とふもととの間に橋を架けることに。
 市販の長いアルミラダーは高価だし、軽トラには積みにくい。となれば、自分で作った方が良い。
 懇意にしている吉田材木店(埼玉県比企郡小川町靱負556 0493-72-5021)に相談し、3.5寸×4mの角材6本と5分の抜板数本を購入。現場に運んで、橋作りの工作開始。
 角材3本を並べてロングドリルで通し穴を開け、そこに貫通ボルトを通してナットで固定。橋の上面にあたる面に滑り止めの抜板を打ち付け、3時間ほどで2本の橋本体が完成。ここまでは私1人で作業。

応急措置の橋作り。20121026-01
▲2本の橋が完成した状態。安全性に配慮し、貫通ボルトの打ち込む方向も左右で変えてある。ここまでは1人で作業。薪棚作りやリフォームで得たノウハウと道具が生かされた。

 翌日、会員2名の協力を得て斜面に設置。必要箇所に杭を打ち込み板を入れ、安全作業のための立派な橋が完成した。これなら、丸太を積んだ「キャタ車」(総重量で推定700kg)の往来にも耐えられるだろう。作業については安全が何よりも優先される。

 ちなみにこの橋は簡単に分解可能な構造で、部材を保管しておけば別の現場でも使用可能。意外に少ない労力と費用でで立派な橋が完成し、ひとまず満足。本格的な伐採作業に向けて、準備が整った。

応急措置の橋作り。20121026-02
▲仮設置した状態。おぉ、なかなか立派な橋ではないか(←自画自賛)。

応急措置の橋作り。20121026-03
▲架橋に詳しいフロンコ竹村(左)の指導に従い、ミステリー佐藤(ア・右)が急拵えの杭を打つ。打ち方や打つ方向まで丁寧に指導。画像では見えない安全対策を随所に施してある。

今季伐採原木大量入荷。 

 今夕、伐ったばかりの原木がドカドカッと運び込まれた。その殆どがコナラで、太いものは直径50cm超。写真に撮っておこうと思ったら、カメラがバッテリー切れ。
 明日はコナラをメインにクヌギとヤマザクラが、ほぼ同量入荷する予定。嬉しいけど、このままでは置き場が溢れてしまう。参ったなぁ。

 11月の薪割りイベントが終わったら、大玉切り大会でもやってみるか。

ニックネーム。 

 NPO法人森臨隊のメンバーには、親しみを込めてニックネームを付けている。躁周期にある私は、こういう言葉遊びで適度に脳を刺激している。

 ちなみに私のニックネームは「ミリタリー菰田」。しかし、本日をもって「ジプシー菰田」に変更することとした。
 私と同世代か、それより少し上、30余年前に東北放送の日曜深夜「ジャンボリクエストAMO」を愛聴していた人にとっては、懐かしく思えるニックネーム(今で言うラジオネーム)かも知れない。常連投稿者の中で、唯一の仙南勢だっったし。

 話が逸れたので本題に戻そう。ニックネームは本人の意向と関係なく、客観的視点から職業や性格を元に付与している。
 森臨隊の役員は、私を除いて12名。このメンバーは調べれば分かることなので、あえて隠す必要はない。50音順に、「マスター石川 」、「フォーホイラー稲垣」、「ラングラー内田」、「ミート岡田」、「シェリフ菰田(私の父、元海上保安官)」、「レオーネ杉浦」、「グランパ杉山」、「パピル関」、「アートたがみ」、「ブロンコ竹村」、「アンティーク田辺」、「クイーン早川」、となる。
 非公開の正会員や賛助会員にもニックネームを用意してある。ここでは触れないが、いずれ森臨隊のホームページで明らかにされるだろうし、一部は公開されている。

 一人で薪ストーブの炎を眺めながら、こんな言葉遊びを楽しむのもまた一興。ついでに川柳や狂歌でも詠んでみるか。

収穫期到来。 

 一昨年の春と昨年の春に手がけたホダ木から、例年より10日ほど遅れて自家栽培シイタケが顔を出し始めた。
 このうちチョンガー生活を送る私の分はごく少量で、その殆どが森臨隊のメンバーや絶妙なタイミングで来られた顧客に渡る。
 このシイタケを炭火で炙って一杯やれば、最高の肴になることは間違いなく、異口同音に、「こんなに肉厚で香りと味が良いシイタケは初めてだ」と言われている。天日乾燥させれば、さらに味を増した保存食になる。
 今年の春に仕込んだホダ木は多く、この調子で進むなら森臨隊の運営資金を得る販売用として成り立つかも。来春は何本仕込もうか。

収穫期到来。20121021-01
収穫期到来。20121021-02
▲肉厚で軸も太い原木栽培シイタケ。香りも味もそこらで売られているシイタケとは別物で、特に軸の味と歯応えが良い。今年度確保した原木は増え続けていて、一般販売も考えている。ホダ木作りイベントもやってみようかな?

博士が森にやって来た。 

 某月某日、森臨隊が里山再生に取り組んでいる森に、国立東京農工大学大学院准教授・岩岡正博教授農学博士がご来訪。博士が森にやって来た。

 氏は、林業はもとより、森林再生・維持、森林資源の活用、バイオマスを専門に「森林利用システム学」(http://www.tuat.ac.jp/~rinkou/introduction.html)として研究されている。
 多忙な専門博士が、設立間もない小さなNPO法人の作業現場に来られた理由はさて置くとして、氏の言葉によると、森臨隊やその母体となっている焚き火屋の取り組み事業は、研究されている方向とほぼ一致しているらしい。

 短い時間であったが、現場にて様々なご助言も頂いたので、これらは今後の作業に生かしたいと思う。
 会話が弾み、話題も尽きることはなく、とても楽しく勉強になる1日であった。

博士が森にやって来た。 20121017-01
▲現場視察中の岩岡准教授。「こりゃまた、すごい偏芯木ばっかりですね」。

「森林利用システム学」

ヒヤリハット。 

 先日、作業の休憩時間に「ヒヤリハット」の話題が出た。各種の安全教育を受けている私にとって耳慣れた言葉だが、初めて耳にする息子は「ヒヤリ御法度」の略だと思ったらしい。
 しかし、息子の解釈の方が状況を的確に表現し、的を射ていると思う。体育万能学力疑問の息子だが、その感性は世間慣れした大人より鋭い。いつの間にこんな感性を養っていたのだろうか。

 高校2年生の息子は、着実に大人(社会人)への階段を上っているようだ。離れて暮らす父親として、これほど嬉しいことはない。

ヒヤリハット、201201015-01
▲森臨隊の里山再生活動には、積極的に参加している息子(左)。寝坊癖は治っていないが、働くことの意義を感じ始めている。

薪割りイベント開催します! 

 今シーズン、久々のイベントを(特)森臨隊と焚き火屋のコラボによる濃い内容で。詳細は、下記の通り。皆さんの参加をお待ちしております!


<<NPO法人森臨隊 薪割り体験&講習会>>

 近年、薪炭燃料は見直されつつあり、薪作りへの関心が高まっています。NPO法人森臨隊では、里山の再生・維持や森林資源の有効活用を主な目的に活動しており、こうした傾向に対応すべく「薪割り体験&講習会」を下記の日程で開催します。
 薪割りは初めてだがやってみたい、薪割りに興味があるといった初心者から、薪割りには慣れているけど他の斧を試してみたいという経験者まで、当法人のベテラン薪割りスタッフが親切・丁寧に解説・指導致します。
 当日は協賛事業所・焚き火屋が取り扱っている特性が異なる9種類の斧を用意致しますので、これらの斧を使い比べてみることも可能です。
 飲み水や昼食類は参加者各自でご用意下さい。最寄りのコンビニエンスストア(約1.2km)、ホカ弁屋(約1.8km)でも購入可能です。
 現地にはトイレがありません。用足しの際は、最寄りのコンビニエンスストアかガソリンスタンド(いずれも約1.2km)を各自の判断でご利用下さい。
 お子様の行動が周囲の迷惑になると判断した場合、親御さんの許可を得ずにスタッフが叱りつける場合があります。
 当日、適した食材とマンパワーに余裕があれば、会場の一角で焚き火をおこし焼き芋を提供する予定です。
 自然の中で心地良い汗を流してみませんか? 薪割りは全身運動なので運動不足の解消とともにフィットネス効果もあります。

・主催:特定非営利活動法人 森臨隊
・協賛:焚き火屋
・日時:平成24年11月24日(土) 雨天の場合は11月25日(日)に順延
・会場:焚き火屋 第3薪材置き場
・集合場所:白雲山・桃源郷駐車場
・集合時間:0900時集合 0930時開始 1500時解散
・参加人数:30人まで
・参加費:3,000円/1人(家族参加の場合は+2,000/1人、13歳未満は無料)
・参加資格:常識と良識をわきまえている方。
・申し込み締切:平成24年11月20日 正午
・問い合わせ先:特定非営利活動法人 森臨隊 担当・菰田(こもだ)
 〒355-0316 埼玉県比企郡小川町角山197-5
 0493-72-8188/090-2562-1374
 mail@shinrintai.org

季節の変化。 

 ここ埼玉県北西部の田舎町では、昨日の午後を境に、夏から秋へ空気が急速に入れ替わった。
 自然に近い場所で暮らし、自然の中で働いていると、季節の微妙な変化をも肌で感じられるほど感覚が研ぎ澄まされて来る。
 この感覚、都会で暮らす人に…、
「分っかるかな~、分っかんねーだろーな~」←懐かしい??

順調に進捗。 

 10月6の森臨隊作業は、斜面に残された篠竹のチップ化作業がメイン。各作業員がこの作業にも慣れたので順調に捗り、全ての篠竹チップ化が完了。ちなみに当日チップ化したした篠竹の量は、推定で4~5立米。

順調に進捗。20121008-01
▲チップ化作業はとても順調。担当しているのは、ミート岡田(右)、スリーピー菰田(崚・左)の2名で、私ミリタリー菰田(晴)は補佐兼監督役。

 時間に余裕があったので、伐伐採時の障害となりそうな枝の切り落としも。木に登っての高所作業は、伐採とは異なる緊張感がある。作業終了予定時刻までに、太めの枝を3本切り落とした。写真の位置でカットしているのは、下にある栗の木にダメージを与えないための措置。
 地上作業員への希望として、チェーンソーを樹上に引き上げる際のロープは、グリップバーではなくスロットルハンドルに結び付けて欲しかったなぁ…。

 切り落とした枝は、薪、キノコ栽培原木、肥料やガーデニング用チップとして、無駄なくなく活用する。

順調に進捗。20121008-02
▲樹上作業は危険度は高く、その分緊張感を伴う。梢が栗の木の上を覆っていたが、ダメージは皆無で無事に任務完了。

順調に進捗。20121008-03
▲父親(右)が作業していた場所まで登ってみようとする息子(左)。木登りは得意だと言っていたが…。

食用か?? 

 昨日の作業現場で偶然見つけたキノコ。見た目がいかにもて美味しそうだし、クンクンしても美味しそうな香りがする。ひょっとして、野生のマイタケか??

 帰宅後に手元の資料で調べてみると、マイタケっぽくもあるし、マツオウジのようにも見える(どちらも食用)。

 素人が野生のキノコに手を出すと大変なことになりかねないので、今回は採取せず原木ごと生育に適した場所に置いて来たが、私の浅い経験と勘が確かなら、あの香りと手触りは間違いなく食用のはず。

食用か?? 20121007-01
食用か?? 20121007-02
▲見た目も香りも、いかにも美味しそう。実際、その場で火を通して食してみようかと真剣に考えていた。

 この画像を見て、キノコの名前、もしくは食用か否か。判別出来る方がおられれば、ぜひともご教示頂きたい。数株生えているので、食用で美味ならば、有益な情報を寄せてくれた方(先着1名)に半分差し上げます!
 もし本当に野生のマイタケなら…、再び現場へ行きヤッホヤッホと舞わねばならない。吹奏楽部に所属している娘にも来てもらい、祝賀の喇叭を吹いてもらおう。

 ……え? 毒キノコだったらどうするかって? ンなこたぁ聞かれるまでもない。来週あたりチップにするか、焼き芋用の焚き火にくべちまうよ。

美味しいつけ麺屋さん。 

 ウチの近所に、おいしいつけ麺屋さんかあり、よく利用している。
 メニューにある料理は、すべて化学調味料を一切使用していない。なので、濃厚な味ながら食後はさっぱりしている。
 麺は自家製。定番メニューはどれも美味で、季節によって入れ替わる限定メニューにもハズレがないことから、店主の舌が確かなことも分かる。昨年まで冬季限定だったラーメンが今年から1日20食限定の通年メニューとなるなど、顧客のニーズもよく研究されている。
美味しいつけ麺屋さん。20121005-02

 ちなみに10月末までの限定メニューはカレーつけ麺。カレーのくどさはなく、東南アジアの味を意識してか、ナンプラーなどほんのり現地の香りがして、これも美味。
 私のお薦めは「おにぎりセット」。つけ麺かラーメンに+250円で、小振りな雑穀おにぎり2個と大粒の餃子3個が付いて来る。つけ麺大盛り(並盛りと同料金で、麺の量が300g)とおにぎりセットを注文すれば、かなりの食べ応えがあって空腹は一気に解消出来、満足至極。

 小川町へ来た際は、ぜひ立ち寄って頂きたい。いや、車を走らせて食べに来るだけの価値がある。期待を裏切らない味に、きっとご納得頂けよう。

美味しいつけ麺屋さん。20121005-01
・めん家りく
〒355-0316 埼玉県比企郡小川町角山484-1
  電話:0493-72-6160
    火曜日定休

保護眼鏡。 

 作業において身軽な俊敏性を重視する私は、自己責任として教則本にあるような防具類を着用しない。脚を守るチェーンソーチャップスは持ってないし、履き物は普通の12枚コハゼ地下足袋。保護帽(ヘルメット)を被るのも稀で、唯一使用機会が多いのは、飛散物から目を守る保護眼鏡くらいだろう。
 一般的には、ホームセンターや作業衣類店で売られている眼鏡やゴーグルが使用されているようだが、これらのアイテムは視界の歪みが大きかったり強度的に不安があるため、私はイエローレンズの射撃用眼鏡を愛用している。その用途からして、ものの輪郭がはっきり見えるし視界の歪みは皆無で、汗でレンズが曇ることもなく強度も高い。
 これまで4年ほどSmith & Wesson(S&W)の保護眼鏡を使用して来たが、さすがにこれだけ使い込むと細かいキズが増え視界の妨げにもなるので、先日、思い切って新しい射撃用保護眼鏡を購入。同じ(S&W)のものだが、形状はかなり現代的で軽く、額に接する部分にはちゃんと汗止めも付いている。
 他のジャンルから目的に適したアイテムを探し出すのは、結構楽しいもの。仕事で用いる道具には妥協したくないしね。

保護眼鏡。20121004-01
▲今まで使っていた射撃用眼鏡(左)と、新しく購入した射撃用眼鏡(右)。どちらもSmith & Wessonのライセンス生産品。一般的な作業用保護眼鏡より高価だが、その分性能面に優れている。「平たい顔族」には汗止めが浮いてしまい機能しないけど。