納品と薪割り講習。 

 これも何かの縁だろうか。

 3年ほど前だったか、BE-PAL誌酒井編集長(当時)のご紹介で、ログハウスメーカー BESSの広告に「出演」したことがある。

 その広告とは無関係に、オープンしたばかりのBESS熊谷展示場(〒360-0032 埼玉県熊谷市銀座5-2-23 Tel:048-594-9015 http://kumagaya.bess.jp/)から、玉切り丸太に関するお問い合わせが…。

 ちょうど娘の卒業式で熊谷へ行くタイミングであり、展示場は車を止めた場所と卒業式会場に中間にあるので、直接出向いて先方のご希望等を打ち合わせ。日頃の作業服とは違いネクタイを締めスーツを着ているから、商談には具合が良い。

 そして後日、受注したと乾燥した玉切り丸太、そしてその玉を割る試し割り用の数本を軽トラ「ミッドワイフ号」に積んで展示場へ。

 展示場の営業が始まる前の約1時間、を下ろしてから、乾燥が進んで割り難くなった玉切り丸太を用いて、スタッフ全員(みんな若い!)に薪割り講習
 ヒールを履いた女性スタッフは足元が安定せず苦労していたが、薪割りが全身運動でダイエットやストレス発散に効果があることを伝えると、全員がそれなりにを振り、割れるようになった。
 特に男性スタッフは、はじめこそ腰が引けていたが、慣れるに従い前重心となりパカパカ割って行く。女性陣も負けじとばかりにを振り、中には男性スタッフより上手に割る方も。

納品と薪割り講習。20140323-01
▲「本当に割れるの?」と心配そうな展示場スタッフ一同。初めてを振る人は同じ心境だが、心配ご無用。

納品と薪割り講習。20140323-02
▲コツを掴み慣れて来れば、ちゃんと割れる。割れるようになると楽しさが感じられ、やがて熱中する。焚き火屋で扱っているは、ヴィポキルヴェスを除いてどれも重めだが、重いなりの扱い方を覚えれば、性別や年齢を問わずに威力を発揮してくれる。


 薪割りに熱中する様子を見る限り、この展示場ではセクハラなど無縁であろう。余計なお世話か。

 斧を振るのが初めてでも、割るコツを覚え、割れた時の爽快感を味わうと、すぐにでも薪割り斧が欲しくなる。
 その心理を見越し、販売用の斧も持参していた。で、その場でヘビーモウルGF-Ⅱをお買い上げ。毎度ありー。

 薪ストーブに関してはそろそろシーズンオフとなるが、薪割りは季節を選ばない。次回講習があるなら、より濃密で楽しい内容を用意しよう。
 BESS熊谷さん、今後ともよろしくお願致します。

卒業式。 

 先週木曜日は息子の、金曜日は娘の卒業式に出席。
 ネクタイ締めてスーツを着ることなど滅多にないのに、今回はそれが2日連続。何年ぶりかで箪笥から出した安物のスーツは、なぜか片側が色褪せていたが、この際、仕方ない。一張羅だもの。

 就職が内定していた息子は4月から社会人に、志望校に無事合格した娘は高校生となる。

 偏屈な性格と厄介な病気のため、父親らしいことは何もしてやれなかったが、元妻がしっかり者であるおかげで、2人とも健全に育っているのは喜ばしいこと。

卒業式。20140316-01
▲娘の卒業式。こういう時に限って望遠レンズを忘れるという間抜けぶり。そう言えば、12年前(だったか?)に息子の小学校入学式に出席して以来、子供に関するこの種の式典に出るのは初めてのこと。良い記念となった。

 
 この町に越して来た時は、2人ともまだ小学生だったのに、時間の流れの早さを実感させられる。これで父親業も一つの節目か…。

 年度末で何かと慌ただしく、日々の疲れを取る暇もないが、早めにスーツを買いに行かねば。着る機会が皆無とはいえ、1着は持っておかないと。月が明けたら、売れ残り品が安く買えるかな?

ユーザーからの声。 

 先日、通販でヘビーモウルGF-Ⅱを購入された方から商品到着後に嬉しいメイルが。どんななのか、すぐに試されたらしい。
 「叩き割る性格に戸惑っている」と記されていたが、添付されていた画像を見る限り、既にかなり扱い慣れているようで、厄介そうな丸太も割られている。
 今頃はすっかり扱いこなし、薪割りを楽しんでおられるだろう。

ユーザーからの声。20140303-01
▲メイルに添付されていた画像。割られているのはケヤキ、ヤマザクラ、それにクスノキだろうか。奥には玉切り待ちのケヤキとヤマザクラの原木が見える。薪割り台をもっと低くすれば、より割りやすくなるだろう。


 ちなみに焚き火屋では、試し割りに来られた場合、性格が異なる各の特性や扱い方はもちろん、初めてを振る方には薪割りイベントや講習会で説明しているような薪割りの基本もレクチャーしている。
 「百聞は一見に如かず」というが、百回見るより一回試した方が分かりやすいからね。

出張薪割り講習会。 

 昨年12月上旬某日、某県某町観光担当部署からの依頼で出張薪割り講習に出向く機会があった。
 勝手な推測だが、観光産業に力を入れているこの町では、薪割りもそのメニューに採り入れようとしているのだろう。
 普段は半径3km圏内で生活しているだけに、こうした仕事は良い気分転換になる。

 前日に薪割り各種、クサビ、効率を考え加工した薪割り台、チェーンソーなど作りに必要なアイテムを軽トラの荷台に積み、早朝、助手席に陣を乗せて現地へ。

 参加者の多くは初心者だが、少年時代から今日までン十年とを割ってきた地元の方も含め、「このヨキ()は良さげだな」とか、「これはどんな仕掛けになってんだ?」とか、持ち込んだ薪割りだけで賑やかに。
 これだけのベテランがおられるなら私は不要かと思いつつ、一通りの振り方、当て方、狙い方、体の使い方、遠心力と重力等を理論的かつわかりやすくに説明し、あとは各自で試してもらう。

出張薪割り講習会。20140302-01
を振り下ろす行為なんて、誰でも最初は怖いはず。慣れないうちは腰が後方に逃げていても、慣れるに従い腰が入って体全体が前重心となり、疲れも軽減される。

出張薪割り講習会。20140302-02
ヴィポキルヴェスを試す女性。薪ガール? それとも薪娘?? このに関しては、薪割りに関する先入観を持っていない人の方が早くコツを掴む傾向にある。原理を理解しコツさえ掴んでしまえば、腕力は必要なく女性や子供でも安全に薪割りを楽しめる。


 薪ストーブユーザーで日常的に薪を割っている方は、斧の性格による振り方の違いを試してみたり、初めて斧を手にする女性が薪割りに挑戦して薪割りの楽しさを体感したり。
 初心者からベテランまでご満足頂けたようで、帰路で立ち寄ったファミレスの食事は普段より美味かった。

 薪や薪割り道具を販売しながら、こうした薪割り講習も請けている。ホームページのお品書きには掲載していないが、薪割りを含め割り方を考えた玉切りなど、薪作りや道具の使い方に関するノウハウこそが、焚き火屋ならではの「商材」でもあるのだから、講習依頼はウェルカム。仕事の幅を広げなくっちゃ。